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健康維持

ヘモグロビンa1cの測定意義と歴史

ヘモグロビンa1cとは、血液検査で調べることができる検査項目の1つです。糖尿病の指標となっています。血糖値が高い状態が持続すると、赤血球の成分であるヘモグロビンに糖が結合します。一度結合するとヘモグロビンが体の中で役目を終えて壊されるまで分解されることはありません。そのため、直近1〜2か月の血糖値の状態を反映すると言われています。糖尿病のもう1つの指標である「グルコース値(血糖値)」は食事や運動の影響を受けて一日の中ですぐ変動しますが、ヘモグロビンa1c値は変動が穏やかなので指標として有効だと考えられています。 ヘモグロビンa1cは日本人が発見したものです(初めて医学誌に発表したのはイランの研究者なので、世界的に認められてはいません)。これまでは、日本国内の精度管理基準に基づいた検査値を使用してきましたが、2012年より世界基準(NGSP)に統合されました。よって、過去と現在では検査値に若干のずれがありますので注意が必要です。

糖尿病診断のこれから

ヘモグロビンa1cは糖尿病の診断基準の1つです。現在は血糖値と併せて診断がされています。どちらか一方が異常値となった場合は診断は確定できず、再検査となります。検査結果によっては、診断のために数回病院に足を運ばねばなりません。また、血糖値は食事の影響を直接受け、非常に変動が大きいのが難点です。 よって、今後、糖尿病の診断は値がより安定しているヘモグロビンa1c値を重視するようになるのではないかと予測します。そして、治療の経過観察としては、ヘモグロビンa1cよりも短期(直近2週間程度)の血糖状態を反映するといわれているグリコアルブミンを持ちいることで、治療効果をより早く捉えることができるようになるのではないかと考えます。

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